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home sweet home...

liccaといいます。趣味に没頭する生活が一変、田舎の長男に嫁ぎました。家事苦手、料理修業中。2児母。ワーママ、現在育休中。

ゴールデンスランバー 感想

アウトプットが少ないせいか内容をすぐに忘れてしまうので

自分のための覚書です。

ネタバレあり。

 

 

ゴールデンスランバー  

★★★★★

著  伊坂幸太郎さん

2007年

 

伊坂さんの作品を読むのは「モダンタイムス」に続き2作目。

どちらもとても面白かった!

伊坂さんの作品はテンポ良く読めるから好き。

文章がまわりくどくないから、あまり読書をしない私にも読みやすい。

 

舞台は仙台市

爆弾をつけたラジコンヘリによって、首相が殺されてしまう。

主人公の青柳雅春は、首相殺しの犯人として警察から追われることになる。

警察から逃げながら、首相殺しの犯人は個人ではなく、なんらかの大きな組織によって行われており、自分はそれにより犯人に仕立て上げられようとしている、と気づく。

 

キャラクターがとても良くて、青柳雅春の大学時代の友人である森田森吾や、青柳雅春の大学時代の彼女だった樋口春子、両足骨折をして入院中の保土ヶ谷康士、青柳雅春のもと同僚で配達の仕事をしている岩崎英二郎、花火屋の轟社長に、連続殺人犯の三浦など、それぞれが青柳雅春が警察から逃れられるよう協力する。

 

印象に残っているシーンはやっぱり、古い車内に「おれは犯人じゃない。青柳雅春」と書いたメモを挟み、その後、その場を訪れた樋口春子が「だと思った」と返事をするところ。

結婚はして子どもがいても、樋口春子にとって青柳雅春は特別な存在だったんだろうな。

あとは最後の「よくできました」のスタンプ。エレベーターのボタンを押すところを覚えていたんだと思うと嬉しかった。

あとは青柳雅春の父親のメディアへの対応。青柳雅春が殺人犯としてテレビで取り上げられたことにより実家に取材者が殺到するわけだが、子どもを信じる親として、強い芯を感じられた。「痴漢は死ね」の書き初めにも感動。

 

この本を通して思ったことは、テレビで流れていることが正しいとは限らない、ということ。

あとは伊坂幸太郎さんの作品に出てくる女性はみんな、強い。精神的に強くて安定している。

 

すっかり伊坂幸太郎さんのファンになってしまった。ゴールデンスランバーはぜひまた読みたい作品。